【目次】

  1. “TheDaffodils”と詩人のWilliam Wordsworth
  2. 英語の詩を読むメリット
    1. 英語のリズム・韻律を学ぶことができる
    2. 語彙・表現力を高めることができる
    3. ネイティブとの会話のネタに
Public Domain Pictures.netより Taken by Petr Kratochvil

“The Daffodils”と詩人のWilliam Wordsworth

英国有名な詩人 ウィリアム・ワーズワースの”The Daffodils”(水仙)
詩には疎い私ですが、学生時代に教えてもらった詩で、一番好きな英語の詩です。

The Daffodils

I wandered lonely as a cloud
That floats on high o’er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden daffodils;
Beside the lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.

Continuous as the stars that shine
And twinkle on the milky way,
They stretched in never-ending line
Along the margin of a bay:
Ten thousand saw I at a glance,
Tossing their heads in sprightly dance.

The waves beside them danced, but they
Out-did the sparkling waves in glee:
A poet could not but be gay,
In such a jocund company:
I gazedー and gazedー but little thought
What wealth the show to me had brought.

For oft, when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
And then my heart with pleasure fills,
And dances with the daffodils.

和訳は、以下サイトから見ることができます。
English Poetry and Literature


作者のWilliam Wordsworth(1770~1850)は、英国のロマン派詩人で自然を題材にした詩を数多く書いています。
”The Daffodils”も英国湖水地方に咲く、水仙を題材にした詩です。

英国人の妻いわく、小学校で”The Daffodils”の詩を暗記する機会があり、イギリス人であれば誰もが知っている有名な詩だということです。
(日本の詩に例えると、松尾芭蕉の『古池や…』や、金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』のようなものでしょうか)
実際、妻も、妻のお父さんもThe Daffodilsは何も見ずに諳んじることができました。

英語の詩を読むメリット

英語のリズム・韻律を学ぶことができる
例えば、5・7・5というリズムは、俳句に限らず交通安全の標語(「飛び出すな 車は急に 止まれない」)などにも使われています。
日本人は無意識のうちにこのリズムに慣れ親しんでいます。

英語の詩にも、Rhymeやrhythmに関して例えば下記のようなルールがあります。
・各行で使える音節に制限がある
・各行の終わりの音に一貫性を持たせる

The Daffodilsの詩を取ってみると、
6行×4段落から1つの詩が構成されています。

例えば、1つの目の段落を例に見てみると、
各行の終わりの音は、順番にcloud, hills, crowd, daffodils, trees, breezeです。
ABABCCという順番で終わりの音が揃っており、韻が踏まれています。
(#詳細は、次回の投稿で説明します)

このように韻踏むとリズムは現代の洋楽の歌詞を見ると、一定の韻を踏んでいることがあります。
英語の詩を教えてもらうまでは全然わかりませんでしたが、影響を与えているようです。
初めて妻から教えてもらった時には、ハッとさせられました。
このような韻にも気づけると、より深くお気に入りの歌詞を楽しむことができるようになります。
(私はまだまだですが・・・)

語彙・表現力を高めることができる
ビジネスや日常会話レベルで英語を使える人はたくさんいると思います。
ただ、ビジネスや日常会話ではある程度シチュエーションが限られたことが多く、一定の表現しか使わずに意識しないとなかなか語彙力や表現力は向上しないことが多いと思います。

私もそれなりに仕事や日常会話では英語を使いますが、英語の詩を読んでみると
いかに自分の知らない言葉や表現がたくさんあるかよくわかりました。

ネイティブが子供のころから無意識につかっている口語や身近に触れた覚える植物の名前などは、ノンネイティブは意外と触れずに来ているだなと実感させられます。
(まぁ教科書や参考書に掲っていたり、ニュース等で触れたりする言葉はフォーマルなものが多いので語彙の差があるのはしょうがないと思いますが。)

表現については、例えば、The Daffodilsの詩では花が風に揺れる様を表現する部分だけでも、fluttering and dancing in the breezeと言ってみたり、tossing their headsと言ったり、sparking wavesと言ったりと様々な表現の仕方をしています。

詩を多く読んだり、詩を自分で書いたりする人は当然語彙も表現力も高めることができますね。

ネイティブとの会話のネタに
英語の詩で有名なものは普段の会話の中で使われていたりネイティブにとってはとても身近なものになっています。また、有名な詩であればあるほど、世代を超えて様々な人々に知られているので、会話のネタにもなると思います。

英国人の妻いわく、英国では小中学校で詩を暗唱させることが珍しくないということです。
実際に妻の学校では、毎朝詩の朗読をする時間があったそうです。
また、詩を覚えるだけではなく、詩の技法を分析したり、文章の意味や詩が読まれた時代背景を考察したりするEnglish Literatureの授業があるそうです。

日本でも漢詩や俳句を勉強することはありますが、「国語」の一部としてカリキュラムに組み込まれているという程度だと思うので、英国のほうが詩と向き合う機会がずっと多そうです。さすが、シェイクスピアの国!と思いました。

そのため、結構有名な詩であれば大人になってからでも詩を暗唱できる人もいるようで、妻のお父さんもそのタイプでした。The Daffodilsの詩を僕が覚えようとしていると話すと喜んでいたのを覚えています。

以上、詩で英語学習 ”The Daffodils”① でした!

次回は、The Daffodilsの内容をもう少し詳しく見ていきたいと思います!